ウォーターサーバーって雑菌だらけ?赤ちゃんのミルク作りに使う前に知りたいこと

「ウォーターサーバーって雑菌だらけらしい…」

そんな情報を見て、赤ちゃんのミルク作りに使おうか迷っている方もいるのではないでしょうか。

我が家も子どもを育てる中で、「本当に安心して使えるの?」とモヤモヤしながら色々と調べました。

この記事では、「雑菌だらけ」と言われる根拠は何なのか、赤ちゃんに使う場合の注意点、雑菌リスクを下げる使い方までをまとめています。結論からいうと、正しく選んで正しく使えば過度に怖がらなくても大丈夫そう、というのが今のところ感じているところです。

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「ウォーターサーバーは雑菌だらけ」って本当?調べてわかったこと

調べてみると、「雑菌だらけ」という言葉には明確なきっかけがあるようでした。
2013年に東京都が行った公的な調査の結果が広まったことが、大きな要因のようです。

ただ、その調査をよく読んでみると、「すべてのウォーターサーバーが危険」という意味ではなさそうでした。

「雑菌だらけ」と言われている根拠

「ウォーターサーバー=雑菌だらけ」という話のもとになっているのは、2013年に東京都が行った調査結果のようです。

ざっくりまとめると、こんな内容でした。

調査結果のポイント
  • 基準値超えが検出された:5機種を約3ヶ月間調べたところ、一部のサーバーから水道水の基準を超える雑菌が検出された
  • 病原菌ではなかった:最大値は基準の約59倍だったけれど、食中毒を起こすような菌ではなかった
  • 原因はサーバー内部:水そのものではなく、配管や給水口に菌が付着していたためと推測されている

つまり「ウォーターサーバーの水=危険」というよりは、「使い方や機種によって衛生状態に差が出る」という結果だった、と読み取れそうです。

※参考:東京都生活文化局消費生活部「ウォーターサーバーの安全性に関する調査」(2013年3月)

今のサーバーは衛生対策が進化している

ちなみに、この調査が行われたのは2013年。今のウォーターサーバーは、当時よりも衛生対策がかなり進化しているそうです。

主要メーカーが採用している対策をまとめるとこんな感じでした。

メーカー側の主な衛生対策
  • 自動クリーン機能:サーバー内部を熱水やUVで定期的に殺菌
  • ワンウェイボトル:使い捨てで外気が入りにくい構造
  • エアフィルター:交換時に入る空気をろ過
  • 食品安全規格の取得:HACCP、FSSC22000などの国際的な基準

特に「自動クリーン機能+ワンウェイボトル」の組み合わせは、衛生面で安心して使いやすい条件として挙げられることが多いようです。

赤ちゃんのミルク作りにウォーターサーバーを使っても大丈夫?

ここが一番気になるところですよね。

結論からいうと、衛生面に配慮されたサーバーを正しく使えば、赤ちゃんのミルク作りに使っても大丈夫そうです。
むしろ「お湯がいつでも使える」という意味では、調乳のしやすさはかなり高いと感じています。

ただし、いくつか押さえておきたいポイントもあったので、順番にまとめます。

赤ちゃんはなぜ衛生面に気をつけたほうがいいの?

赤ちゃん、特に新生児〜乳児は、大人と比べて免疫力がまだ十分に育っていないと言われています。
そのため、大人ならほとんど問題にならないようなレベルの菌でも、体調を崩すきっかけになることがあるそうです。

これは粉ミルクのパッケージにも調乳方法が細かく書かれているくらい、乳児期は飲み物・食べ物の衛生に特に気を使う時期ということでもあります。

ウォーターサーバーに限らず気をつけたい衛生管理の基本
  • 哺乳瓶・乳首をしっかり消毒する
  • ミルクは作り置きせず、その都度作る
  • 一度口をつけたミルクは時間を置かずに処分する

このあたりは、衛生管理の基本として大事にされているポイントのようです。

粉ミルクは「70℃以上のお湯」で溶かすのが基本

赤ちゃんのミルク作りで、もう一つ大事なのがお湯の温度です。

粉ミルクは、製造工程で完全に無菌にすることが難しく、ごく微量ですが菌が含まれている可能性があると言われています。
代表的なのが「サカザキ菌」「サルモネラ菌」と呼ばれるもの。

これらは70℃以上のお湯で溶かすことで殺菌できる、というのが、WHOと厚生労働省が示しているガイドラインの内容です。

WHO・厚生労働省ガイドラインの調乳手順
  1. 70℃以上のお湯で粉ミルクを完全に溶かす
  2. 哺乳瓶を流水や冷水に当てて、外側から急速に冷やす
  3. 人肌くらいの温度になったら授乳。残ったら2時間以内に処分

※参考:厚生労働省「乳児用調製粉乳の安全な調乳、保存及び取扱いに関するガイドライン」(2007年)

ここで気になるのが、「ウォーターサーバーのお湯って70℃以上あるの?」という点ですよね。

調べてみたところ、多くのウォーターサーバーの温水温度は80〜90℃前後になっているようです。これは70℃の基準を十分に満たしているので、お湯側はそのまま調乳に使えそう、というのが今の理解です。

一方で、「ウォーターサーバーの冷水を、調乳のときに直接混ぜていいの?」という疑問もあるかもしれません。
これは少し丁寧に整理が必要なポイントなので、別の記事で詳しくまとめる予定です。

生後2ヶ月の育児中に感じた、衛生面のリアルな不安

ここからは、実際に生後2ヶ月の子どもを育てている我が家の話です。

正直なところ、最初は「ウォーターサーバーの水を赤ちゃんに使うのって、なんとなく不安」という気持ちがありました。理由を分解してみると、こんな感じでした。

最初に感じていた不安ポイント
  • 給水口は外気に触れているので、ホコリや手の菌が付かないか気になる
  • タンクの中の水って、毎日入れ替わっているわけじゃないよね?
  • 自動クリーン」って書いてあるけど、実際どこまで掃除してくれているの?

調べてわかったのは、衛生面の不安の多くは「サーバーの構造」と「使う人の習慣」でかなりカバーできるということでした。

不安をカバーするための条件
  • ボトルがワンウェイタイプ(使い捨て)で外気が入りにくい
  • 自動クリーン機能で内部の菌の繁殖を抑えている
  • 給水口をこまめに拭く、手で直接触らない

このあたりが揃っていれば、過度に怖がらなくても大丈夫そうだなと感じています。

逆にいうと、機種選びを間違えると不安要素は残るので、「赤ちゃんに使う前提で選ぶ」という視点が大事かなと思いました。

雑菌リスクを下げる!ウォーターサーバーの衛生管理のコツ

「雑菌だらけ」と言われる原因の多くは、サーバー本体の機能というより、日々の使い方にあるようでした。

ここでは、調べた中で「これは家庭でもできそう」と感じた衛生管理のポイントをまとめます。
専門的な掃除術というより、普通に使う中でちょっと意識するだけでリスクを下げられる工夫が中心です。

日々のお手入れと使い方で気をつけたいこと

色々な記事を読んだり、メーカーの公式サイトを見たりしてみると、家庭でできる衛生管理のポイントとして共通して挙げられていたのはこのあたりでした。

① 給水口(コック)まわりはこまめに拭く

給水口は、空気に触れる&手で触る場所なので、ホコリや菌が付きやすいポイントだそうです。アルコールスプレーを吹いた清潔な布や、除菌ウェットティッシュなどでこまめに拭くのが基本のようでした。

我が家では、ミルクを作るタイミング=給水口を拭くタイミングにしています。哺乳瓶の準備をするついでに拭く、というルーティンにすると忘れにくい印象です。

② 電源は基本的に入れっぱなしにする

意外だったのが、「電源を切らない」というのも衛生管理のひとつ、ということ。

電源を切ると、冷水・温水の温度管理が効かなくなって、雑菌が増えやすい温度帯(30〜40℃前後)に水が留まる可能性があるからだそうです。

旅行などで長く家を空けるとき以外は、基本つけっぱなしのほうが安全、と紹介されていました。

③ ボトルは早めに使い切る・口の部分はひと拭き

ボトル側でも、いくつか気をつけたいポイントがありました。

ボトル側の注意点
  • 開封後はなるべく早めに使い切る(メーカーは1〜2週間以内を推奨していることが多い)
  • ボトルを直射日光に当てない、高温の場所に置かない
  • 取り付け前に、ボトルの口の部分を清潔な布で拭く

特に最後の「ボトルの口を拭く」は、見落としがちですが配送中に外気やホコリに触れている部分でもあるので、付ける前にひと拭きしておくと安心、という話でした。

ちなみに、ボトル自体の清潔さについては、メーカー側がかなりしっかりした基準で管理してくれているようです。なので、家庭で気にすべきは「サーバー側+使い方」というのが大まかな整理になりそうです。

「自動クリーン機能」つきサーバーという選択肢

ここまでは「使い方」の話でしたが、サーバーの機能そのもので衛生面を底上げする選択肢もあります。

最近のサーバーには、自動クリーン機能と呼ばれる、サーバー内部を自動で殺菌してくれる仕組みがついているものが多くなっているようです。

これは、毎日のお手入れではカバーしきれない、サーバー内部の配管やタンクの衛生管理を担ってくれる機能です。正直、家庭で内部の配管まで掃除するのは現実的ではないので、ここはサーバー本体の機能に頼る部分かなと感じています。

「赤ちゃんに使う前提で選ぶなら、自動クリーン機能はあるほうが安心」というのは、調べていて何度も出会った意見でした。

赤ちゃん向けに安心して選べるウォーターサーバーとは

ここまで読んでいただいた方は、「使い方も大事だけど、そもそもサーバー選びでだいぶ変わりそう」ということが見えてきたかもしれません。

最後に、赤ちゃんに使うことを前提にサーバーを選ぶときのチェックポイントをまとめます。

衛生面で見るときのチェックポイント3つ

色々と調べた中で、「赤ちゃん用に選ぶならここは見ておきたい」と感じたポイントを3つに絞りました。

① 自動クリーン機能がついているか

先ほども触れましたが、内部の配管やタンクは家庭では掃除できないので、サーバー側で自動的に殺菌してくれる仕組みがあると安心感がぐっと増します。

② ワンウェイボトル(使い捨てタイプ)かどうか

ウォーターサーバーのボトルには、大きく分けて2つのタイプがあります。

ボトルのタイプ
  • ワンウェイボトル:使い切ったら捨てるタイプ。水が減るとボトルがしぼむ構造で、外気が入りにくい
  • リターナブルボトル:回収して洗浄・再利用するタイプ。水が減ると外気が入る仕組み

衛生面で見ると、外気が入りにくいワンウェイボトルのほうが、雑菌の侵入リスクを抑えやすいと言われています。赤ちゃん用に選ぶなら、ワンウェイタイプが安心かなという印象です。

③ お湯の温度が70℃以上で安定しているか

調乳に使うお湯は、70℃以上をしっかりキープできるサーバーを選びたいところ。多くのサーバーは80〜90℃前後で出てくるので問題ないことが多いですが、省エネモード使用時に温度が下がるタイプもあるので、念のため公式サイトで確認しておくと安心です。

調乳向けに選ばれている機種の傾向

実際に「赤ちゃんがいる家庭向けとして選ばれているサーバーを見てみると、いくつか共通点がありました。

赤ちゃん向けに選ばれやすいサーバーの特徴
  • 天然水系のメーカー:ワンウェイボトル+自動クリーンを揃えていることが多い
  • ボトルが下置きタイプ:産後の身体でも交換しやすい
  • チャイルドロック:温水だけでなく冷水にもついていると、後々のいたずら対策に
  • コストの透明性:追加料金がかかりにくい、わかりやすい料金プラン

このあたりを満たしているサーバーは、ママ・パパからの評判も比較的良い印象でした。

実際に比較してみた記事もあります

「具体的にどのサーバーがいいの?」が気になる方向けに、赤ちゃんのミルク作りという視点で天然水サーバー3社+浄水型1社を比較した記事を別途用意しています。

各サーバーの特徴や、月額コスト、衛生機能、ボトルの扱いやすさなどを比較しているので、サーバー選びの参考になれば嬉しいです。

▼ サーバー選びで迷ったら

ウォーターサーバーでミルク作りは
どう変わる?

実際に使って選んだおすすめ3社と選び方を比較

詳しくはこちら →

まとめ|「雑菌だらけ」は正しく選べば心配しすぎなくて大丈夫

最後に、この記事のポイントを整理します。

「ウォーターサーバーは雑菌だらけ」という言葉は、2013年の調査結果が広まったことがきっかけで生まれたようでした。ただその中身を見てみると、水そのものが危険というよりは、使い方やサーバーの構造によって衛生状態に差が出る、というのが実態に近いようです。

赤ちゃんに使う場合のポイントを3つにまとめると、こんな感じになります。

  • 粉ミルクは70℃以上のお湯で溶かすのが基本(ウォーターサーバーの温水なら多くの場合クリア)
  • 給水口を拭く・電源を切らない・ボトルは早めに使い切るといった日々の使い方を意識する
  • 自動クリーン機能+ワンウェイボトルのサーバーを選ぶと、衛生面の安心感がぐっと増す

我が家も生後2ヶ月の子育て中で、最初は「赤ちゃんにウォーターサーバーって本当に大丈夫?」と不安でした。でも調べてみて、機種選びと使い方さえ間違えなければ過度に怖がらなくても大丈夫そう、というのが今のところの結論です。

「具体的にどんなサーバーを選べばいいの?」という方は、実際に比較してみた記事もあるので、ぜひ参考にしてみてください。

▼ サーバー選びで迷ったら

ウォーターサーバーでミルク作りは
どう変わる?

実際に使って選んだおすすめ3社と選び方を比較

詳しくはこちら →
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