
💡 この記事でわかること
- 睡眠退行とは何か、メンタルリープとの違い
- 睡眠退行はいつから始まって、いつまで続くのか(月齢別の目安)
- 4ヶ月ごろと8ヶ月ごろで、原因や様子がどう違うのか
- 寝ない・夜中に起きるときの乗り越え方と、相談の目安
4ヶ月ごろと8ヶ月ごろ、それぞれ夜の睡眠に悩んだ、わが家の体験談も交えてご紹介します。
昨日までよく寝ていたのに、急に夜中に何度も起きるようになった。寝かしつけてもなかなか寝てくれない…。「何か悪いことをしたのかな」と、不安になってしまいますよね。
わが家も、4ヶ月ごろと8ヶ月ごろの2回、夜の睡眠が一気に乱れる時期がありました。この2回は、様子も原因も少し違うように感じました。
ここから書いていく内容は、専門家からのアドバイスというよりも、同じように子育てをしている親としての体験や、調べて知ったことをまとめたものです。赤ちゃんの様子や性格は一人ひとり違うので、「うちはこうだったよ」「一般的にはこう言われているみたい」というひとつの目安として読んでいただけたらうれしいです。
睡眠退行とは?どんな感じ?
睡眠退行とは、それまでよく眠っていた赤ちゃんの睡眠が、一時的に乱れる状態のことと言われています。病気ではなく、成長や発達の途中で起こるものと考えられています。
「退行」という言葉から、後ろ向きな印象を持つかもしれません。でも、赤ちゃんの脳や体が発達しているサインのひとつとも言われています。
よくある睡眠退行の様子
✏️ よく見られる様子
- 夜中に何度も起きて泣く
- 寝つくまでに時間がかかる、布団に置くと泣く
- 昼寝が短くなる、昼寝をしたがらない
- 日中、機嫌が悪くなる
「たまたま調子が悪い日」ではなく、いつもと違う状態が数日以上続くのが特徴と言われています。
睡眠退行とメンタルリープの違いは?
メンタルリープは、赤ちゃんには決まった時期に大きな成長の飛躍があり、そのたびにぐずりやすくなるという考え方と言われています。出産予定日から数えた週数で時期を計算するのが特徴です。
睡眠退行は「睡眠が乱れる」という状態そのものを指し、メンタルリープは「成長の飛躍のタイミング」についての考え方、という違いがあるようです。時期が重なることも多く、一緒に語られることがよくあります。
ただ、メンタルリープについては、科学的な根拠が十分とは言えないという指摘もあるようです。この記事では、あくまで「時期の参考のひとつ」くらいにとらえて、睡眠退行を中心にお話しします。
睡眠退行はいつから?いつまで?いつ終わる?

睡眠退行は、生後3〜4ヶ月ごろから始まる子が多く、その後も月齢を重ねるごとに何度かやってくると言われています。終わる時期は個人差がありますが、数週間で落ち着くことが多いようです。
月齢ごとの背景は、このあと「月齢別」の見出しの中で、表にまとめています。
どのくらい続くの?
一般的には、2〜6週間ほどで落ち着くことが多いと言われています。特に最初の1〜2週間がピークで、その後は少しずつ落ち着いていくケースが多いようです。
ただ、これも子どもによって差が大きく、環境の変化や体調によって長引くこともあるそうです。
わが家の場合
わが家は、4ヶ月ごろと8ヶ月ごろに、夜の睡眠が乱れる時期がありました。4ヶ月ごろから、長くても5ヶ月ごろまでの一時期は、夜間授乳が2回あり、23時ごろにドリームフィード(寝ている間に飲ませること)もしていました。
それぞれどのくらい続いたのかは、正確にはあまり覚えていません。ただ、渦中にいるときは「いつまで続くんだろう」と思ってしまいますよね。
【月齢別】睡眠退行の原因と様子
睡眠退行は、時期によって背景が違うと言われています。わが家の体験とあわせて、月齢ごとに見ていきます。
| 月齢の目安 | よく言われる背景 |
|---|---|
| 生後3〜4ヶ月ごろ | 睡眠のリズムが大人に近いサイクルに変わっていく |
| 生後5〜7ヶ月ごろ | 寝返りやお座りなど体の発達、歯が生え始める |
| 生後8〜10ヶ月ごろ | ハイハイ・つかまり立ち、分離不安が出てくる |
| 1歳ごろ | 歩き始め、昼寝の回数が変わる |
| 1歳半〜2歳ごろ | 自我の発達、生活環境の変化 |
これはあくまで一般的に言われている目安で、必ず当てはまるわけではありません。時期がずれる子もいれば、はっきりわからないまま過ぎる子もいるようです。
3〜4ヶ月ごろ:睡眠サイクルの変化
生後3〜4ヶ月ごろは、赤ちゃんの睡眠が、新生児のころの眠り方から、大人に近いサイクルに変わっていく時期と言われています。眠りが浅くなる時間帯が出てくるため、睡眠のサイクルの合間に目が覚めやすくなるそうです。
わが家でも、4ヶ月ごろは、いつも同じような時間帯に起きて泣いていた気がします。今思うと、睡眠サイクルの変化が関係していたのかもしれません。
5〜7ヶ月ごろ:体の発達や歯の影響
寝返りやお座りなど、体の動きが増える時期です。寝ている間も体を動かしたくなって、目が覚めやすくなると言われています。歯が生え始めて、歯ぐきがむずがゆく感じる子もいるようです。
8〜10ヶ月ごろ:分離不安や運動発達
ハイハイやつかまり立ちができるようになり、体の発達が大きく進む時期です。あわせて、親がそばにいないことを意識し始めて、分離不安が出てくると言われています。
わが家でも、8ヶ月ごろは、夜中に目が覚めて泣くことが増えました。寝室にカメラをつけていたので様子を見ていると、起きたときに親を探して泣いているように見えました。お腹がすいているというより、寂しさが理由のようでした。
また、つかまり立ちや伝い歩きの練習が始まると、寝かしつけてから30分ほどで起きてしまうこともありました。体の発達が、睡眠にも影響しているのかもしれません。
📝 一言メモ
4ヶ月ごろは「決まった時間に起きて泣く」、8ヶ月ごろは「起きたときに親を探して泣く」と、わが家では泣き方の理由が少し違うように感じました。原因が違うと、対応も変わってくるのかもしれません。
睡眠退行の乗り越え方・対策(体験談)
睡眠退行は、成長の途中で起こる一時的なものと言われているので、「何とか止めよう」とするより、環境や生活リズムを整えて乗り切る、という考え方が紹介されることが多いようです。わが家で取り入れたことをまとめます。

寝室の環境と、寝る前の流れを整える
暗くて静かな寝室にして、ホワイトノイズを流すのは、よく紹介されている方法のひとつです。わが家でも、夜寝る部屋を暗くして、ホワイトノイズやオルゴールの曲を流しています(昼寝のときにもこの部屋を使っています)。
また、夜の寝かしつけでは、読む絵本や着るパジャマを毎回同じものに決めて、入眠までの流れを同じ順番にするようにしています。毎晩同じ流れにすると、「そろそろ寝る時間」と赤ちゃんが理解しやすくなると言われています。
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ベビーベッドから布団の添い寝に変える(つかまり立ちのころ)
わが家では、つかまり立ちが始まったころ(8ヶ月ごろ)に、ベビーベッドを卒業して、布団で添い寝するようにしました。ちょうど背中スイッチがすごくて、ベビーベッドに置くとすぐ起きてしまう時期でもありました。
添い寝にしてからは、起きそうになったら、トントンしてあげるようにしています。
✏️ 添い寝のときに気をつけたいこと
- 赤ちゃんの近くに、柔らかい寝具・枕・クッション・ぬいぐるみを置かない
- 大人の掛け布団が、赤ちゃんの顔にかからないようにする
- 壁や家具との隙間に、赤ちゃんが挟まらないようにする
※1歳未満の赤ちゃんの寝かせ方は、小児科や自治体の情報もあわせて確認してみてください。
夜間授乳とドリームフィード
ドリームフィードとは、寝ている赤ちゃんに授乳やミルクをあげて、夜の睡眠が長く続くようにする方法と言われています。わが家では、4ヶ月ごろから、長くても5ヶ月ごろまでの一時期、夜間授乳が2回あり、23時ごろにドリームフィードをしていました。
ただ、赤ちゃんによって合う・合わないがあるようです。夜間授乳の回数や、やめるタイミングは、小児科や助産師さんに相談しながら決めると安心です。
「終わるのを待つ」くらいの気持ちで見守る
睡眠退行は、一時的なものと言われています。そのため、寝かしつけ方を急に大きく変えるより、いつもの流れを続けながら様子を見る、という考え方がよく紹介されています。「今は成長している途中なんだな」と思えると、少し気持ちが楽になるかもしれません。
親が疲れてしまうと、続けるのがつらくなります。家族と交代で見たり、昼間に少し休んだりして、親自身の睡眠も大切にしたいところです。
睡眠退行が終わらない子もいる?ない子もいる?
睡眠退行は、2〜6週間ほどで落ち着くことが多いと言われますが、「いつまでたっても終わらない」と感じることもあります。理由としては、次のようなことが考えられています。
✏️ 長引いていると感じるときに考えられること
- 別の発達の節目が、続けてやってきている
- 歯の生え始めや、風邪など体調の変化が重なっている
- 引っ越しなど、生活環境が大きく変わった
- 寝かしつけの方法が、そのまま習慣になっている
また、睡眠退行がはっきりわからなかった、という家庭もあるようです。「うちはなかったかも」「気づかないうちに終わっていた」という声もあり、すべての赤ちゃんに必ず起こるとは限らないと言われています。
こんなときは、自己判断せず相談を
睡眠退行は一時的なものが多いと言われますが、ほかの原因が隠れていることもあります。気になるときは、早めに相談してくださいね。
✏️ 困ったときの相談先
- かかりつけの小児科
- 小児救急電話相談「#8000」… 全国共通の短縮番号で、お住まいの地域の窓口につながり、小児科医師・看護師に電話で相談できます(相談は無料/通話料は自己負担)
※対応時間は地域によって異なります(夜間・休日中心のことが多いです)。お住まいの自治体の情報もあわせて確認してみてください。
※明らかに緊急のときは119番を。
よくある質問

Q. 睡眠退行と夜泣きは何が違うの?
夜泣きは、はっきりした原因がなく夜に泣く状態、睡眠退行は、それまで寝ていた子の睡眠が一時的に乱れる状態、と説明されることが多いようです。ただ、実際には見分けがつきにくく、重なっていることもあると言われています。
Q. 泣いていても放置していいの?
これは意見が分かれるところで、赤ちゃんの月齢や性格、家庭の考え方によっても違うようです。少し様子を見てもまた眠れることもあれば、抱っこや声かけが必要なこともあります。
ただ、泣き方がいつもと違うときや、体調が心配なときは、様子を確認してあげてください。判断に迷うときは、小児科や保健センターなどに相談すると安心です。
まとめ
✏️ この記事のポイント
- 睡眠退行は、成長の途中で起こる一時的な睡眠の乱れと言われている
- 3〜4ヶ月ごろ・5〜7ヶ月ごろ・8〜10ヶ月ごろなど、月齢ごとに背景が違う
- 多くは数週間で落ち着くが、個人差が大きく、ない子もいる
- 環境と寝る前の流れを整えて、「終わるのを待つ」くらいの気持ちで見守る
- 体調の変化や心配なことがあれば、自己判断せず小児科などに相談を
夜に何度も起こされると、親のほうも本当にしんどいですよね。でも、睡眠退行は赤ちゃんが成長している証拠でもあります。「そういう時期なんだな」と思いながら、できる範囲で乗り切れたらいいなと思います。この記事が、同じように悩んでいる方の少しの安心になればうれしいです。
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